はじめまして。よしみです
私は40代で、福祉関係の仕事をしながら、14歳の息子を育てています。
息子には、ADHDとLD(書字)の特性があります。
私はもともと、何かうまくいかないことがあると、まず「自分のどこが悪かったんだろう」と考える方でした。
人に相談するより、自分で何とかしようとしていました。
息子が学校へ行けなくなった時も、同じでした。
始業式の朝、布団から
出てこなくなりました
小学5年生の1学期、始業式の朝でした。
「学校に行きたくない」
息子は突然そう言って、布団から出てこなくなりました。
そこから学校へ行けなくなり、部屋に閉じこもるようになりました。
YouTubeやゲームをして過ごし、こちらから話しかけても黙ったままでした。
「めんどくさい」
「分かんない」
「どっちでもいい」
それまで私は、息子のことを何でも分かっているつもりでした。
でも、何を考えているのか。どうして苦しいのか。私はどう関わればいいのか。何も分かりませんでした。
息子との間に、大きな溝ができてしまったように感じていました。
少し気を緩めると、
涙が出そうでした
私の何が間違っていたのかな。
この先、息子はどうなってしまうんだろう。
周りから「ダメな母親」だと思われるのかな。
いつも頭の中で、同じ考えがぐるぐると回っていました。
少しでも気を緩めると、仕事中でも、買い物中でも、涙が出てきそうでした。
息子の前では笑顔でいたいのに、こらえきれず、目の前で泣いてしまうこともありました。
調べても、聞いても、家では
うまくできませんでした
このままではいけないと思い、発達障害や不登校について調べました。
本やインターネットで情報を集め、スクールカウンセラーや担任の先生にも相談しました。
- まずは子どもの話を聴く
- 子どもの気持ちを受け止める
- 本人の選択を尊重する
書いてあることは、頭では分かりました。
私も、息子のことを理解できる母親になりたいと思っていました。
けれど、家に戻って実際にやろうとすると、まったくうまくいきませんでした。
学校へ行かない。部屋から出てこない。食べない。お風呂に入らない。眠らない。怒って、暴力を振るうこともある。
心配なことが次々に起きる中で、落ち着いて話を聴く余裕なんてありませんでした。
「分かっているのに、
どうしてできないんだろう」
情報を集めるほど、できない自分が目につきました。
正しい対応が分からないまま、それでも毎日、息子と向き合わなければならない。
どうにか踏ん張っていましたが、本当はもう、ひとりでは抱えきれなくなっていました。
できない自分を、
なかなか許せませんでした
振り返ってみると、私はずっと「ちゃんとできること」を大事にしてきました。
学生の頃から、良い成績でいることが、自分の自信につながっていました。
結果を出すこと。期待に応えること。間違えないこと。
だから、できないことを「今はしょうがない」と受け入れるのが、すごく苦手でした。
母親になってからも、「私がきちんと育てなければ」「正しく関わらなければ」と思っていました。
母や兄など、身近な人から、「前よりわがままになったんじゃない?」「このままだと友だちができないんじゃない?」と言われることもありました。
身近な人にそう言われると、「やっぱり私の関わり方が悪いのかな」と、また自分を責めました。
どう受け止めればいいのかも、どう返せばいいのかも分かりませんでした。
頼ることは、私には
勇気がいりました
このままだと、自分も息子も潰れてしまう。
何か行動を起こさなければと思いました。
けれど私は、人に相談したり、頼ったりすることが苦手でした。
つらいことや、うまくいかないことを人に見せるのは、弱い自分を知られるようで怖かったのだと思います。
SNSでつっつんさんの発信を見つけても、すぐに迷いなく申し込めたわけではありません。
「本当に何か変わるんだろうか」「こんなことまで話していいのかな」
不安はありました。それでも、このままひとりで抱え続けるより、誰かに話してみようと思いました。
正しい答えより先に、否定されなかったことがうれしかったです。
私は、自分はダメな母親だと思っていました。これまでの対応を責められるのではないかと、どこかで身構えていました。
でも、つっつんさんは否定しませんでした。
それどころか、私がその時その時でしてきたことを聞いて、「頑張ってきたんですね」と受け止めてくれました。
自分なりにやってきたことは、全部が間違いだったわけではないのかもしれない。そう思えたことに、救われました。
「私はここで話しても大丈夫なんだ」と思えたことが、私には大きかったです。
つらいことや、うまくいかないことは、人に相談していい。
頼ってもいい。
それまでの私には、なかなか持てなかった感覚でした。
友だちに言えることを、
自分にも言ってみる
サポートの中で、フレンドトレーニングに取り組みました。
自分を責めたくなった時に、もし同じことで悩んでいる友だちが目の前にいたら、何と声をかけるかを考えます。
そして、その言葉を自分にも向けてみる練習です。
それは、つらかったよね。
今日できなくても、大丈夫だよ。
ひとりで全部やらなくていいよ。
友だちになら言えるのに、自分にはずっと、「もっと頑張らなきゃ」「こんなこともできない私はダメ」と、厳しい言葉ばかりかけていました。
最初は、自分にやさしい言葉をかけても、すぐにはしっくりきませんでした。
でも、何度も繰り返すうちに、頭に浮かぶ厳しい考えと、今起きていることは、同じではないと思えるようになりました。
できなかったから、
私はダメ。
↓
今日はできないくらい、疲れていたのかもしれない。
「今はしょうがない」と思えることも、少しずつ増えました。
それは投げ出すことではなく、いったん冷静になって、また前を向くための力をためる時間でした。
私が聞きたいことより、
息子が話したいことを
自分を責める気持ちが少し緩んでくると、息子の言葉や行動を、すぐに直さなければいけないものとして見ることも少しずつ減りました。
息子には、息子なりの気持ちや理由があるのかもしれない。
私が意識したのは、私が聞きたいことよりも、息子が話したいことを聴くことでした。
学校のことや将来のことではなく、息子が好きなゲームやYouTubeの話でも、結論を急がずに聴く。
以前は話を聞きながらも、「それで、学校はどうするの?」「これからどうしたいの?」と、自分が知りたい答えを探していました。
今は、息子が話してくれた、その時間そのものを大切にしたいと思っています。
もうひとつ大事にしているのは、息子の選択を尊重することです。
何でも放っておくのではなく、必要なことは一緒に考える。
それでも、私の不安だけで答えを決めない。
息子は、私とは別のひとりの人です。息子には息子の感じ方や考え、タイミングがあります。
息子は少しずつ、部屋から出て一緒に食事をしたり、笑顔で話したりすることが増えていきました。
今では毎日お風呂に入り、自分の考えや将来の目標を話してくれることもあります。
私は、息子が話したいと思った時に、その言葉を聴ける自分でいたいと思っています。
今でも、不安はあります
今でも、周りから悲観的な言葉を言われると、心が揺れます。
「このままで大丈夫かな」と不安になる日もあります。どんな返し方をすればいいのか、分からなくなることもあります。
でも以前と違うのは、不安になった自分まで責めることが少なくなったことです。
ひとりで答えを出そうとせず、誰かに話してもいい。
迷ったら、私が大切にしたいことに戻ればいい。
息子を、私とは別のひとりの人として大切にする。
そして同じように、私自身の気持ちも大切にする。
親子そろって笑顔でいられることが、私にとって一番の幸せです。
今は、私もお母さんの
話を聴いています
つっつんの伴走サポートで、ママサポーターとしてお母さんたちに関わっています。
私自身、誰かに頼ることが苦手で、「こんなことまで話していいのかな」と迷っていました。
だから、相談するまでに勇気がいることも、うまく言葉にできないまま涙が出ることも、よく分かります。
私は、正しい答えを教える人になりたいわけではありません。
今も迷いますし、不安になる日もあります。
ただ、つらいことや、うまくできなかったことも、そのまま話せる相手でいたいと思っています。
「ここでは話しても大丈夫」と思ってもらえるように、まずはそのお母さんの気持ちを受け止めたいです。
ひとりで考えていると、同じ不安が何度も頭の中を回ることがあります。
そんな時に一緒に話しながら、今何が一番苦しいのか、今日できそうなことは何かを、少しずつ整理していける存在でいたいと思っています。
私が支えてもらったように、今度は私も、悩んでいるお母さんのそばにいたいです。
弱くていい。
迷っていい。
できなくてもいい。
人に頼っていい。
あの頃の自分に、今ならそう言いたいです。そして今、ひとりで抱えているお母さんにも、同じ言葉を伝えたいです。
すぐに話せなくても、うまく言葉にできなくても大丈夫です。
自分が少し安心できる場所があるかもしれないと、頭の片隅に置いてもらえたらと思います。
つっつんの伴走サポート ママサポーター よしみ